CORE BUSINESS
01
人生100年時代。
未知のリスクが増える今、
「生きるための保険」
をカタチにする。
ライフステージごとのリスクと向き合い、人生におけるさまざまな不安を取り除き、お客様一人ひとりが自分らしく生きるための安心をお届けする。このような企業活動をアフラックはブランドプロミスとしてお客様に約束し、コアビジネス(中核となる事業)と位置づけている。アフラックの商品開発とは、未来のお客様との約束を果たすことでもあるのだ。では、実際に社員はどのように商品づくりにチャレンジしているのか。商品開発に携わるさまざまな部門の社員が、率直な想いを語り合った。
松宮 健太
Kenta Matsumiya
商品開発部 商品開発第一課
2008年 入社
2008年 入社
入社後、営業部・支社でキャリアを積み、「お客様の視点で考える」という行動原則を培う。現在は商品開発チームの司令塔として、どれほど議論が白熱しても、にこやかに対話を重ねて、着地点を見出すねばり強さが持ち味。
葛原 知子
Tomoko Kuzuhara
商品開発部 商品開発第二課
2009年 入社
2009年 入社
商品開発部に着任する前は、契約保全部および営業部・支社での業務を経験。商品開発部では、ご契約時にお客様にお渡しする保険の「約款」と「ご契約のしおり」をわかりやすい内容にすることに注力。
鬼柳 重統
Shigetou Kiyanagi
契約審査部 業務課
2015年 入社
2015年 入社
アフラックの契約審査部において、デジタル化に伴う業務改革や引受査定*基準の改定などに取り組む。時代の変化とともに医療技術も進歩している中で、従来の考え方にとらわれず、「今の最適解は何か」を考えて行動することが有効であると説く。
増井 恵理子
Eriko Masui
デリバリーコーディネーション部
1999年 入社
1999年 入社
入社以来、IT・デジタル部門でキャリアを積み重ね、現在はシステム開発の最上流で新商品リリースに紐づくシステム構成などの計画立案およびプロジェクト遂行に携わる。ビジネス部門のリクエストをIT・デジタル部門に繋ぐハブの役割を担い、会社を支えるシステムの最適化に努めている。
*引受査定・・・保険契約締結にあたり、お客様の申込書類や健康状態などの資料に基づいて、契約の引受可否や引受条件を審査すること
Session 1
多くの社員が、「『生きる』を創る。」商品づくりに
共感している
松宮
一般的に生命保険という分野は、「人が亡くなったときに残されたご家族の生活を保障する」という設計思想を中心として商品を開発します。ところがアフラックの商品づくりでは、「お客様が生きていくためにどんなソリューションが提供できるか」という部分が議論の中心です。社内には、「『生きる』を創る。」という当社のブランドプロミスに共感する人が多く、この考え方に忠実に商品開発を行うところがアフラックらしさでもあります。
増井
企業理念の一つである「お客様第一」という価値観も深く根づいていますね。そもそも競合他社を大きくリードできるアフラックの強みは、1,500万人以上いらっしゃるお客様の数だと思うんです。ですから、すでにご契約いただいているお客様の安心を追求していく責任の大きさを私たちは常に意識しています。
葛原
商品を検討するときは「お客様の視点に立って考える」ことを一番大切にしていますね。実際に商品開発業務に関わってみて知ったことは、消費者を対象に膨大なインタビューを実施したり、アソシエイツ(販売代理店)にヒアリングを行っているということです。その中で、お客様がどのようなことに悩まれているか、さまざまなリスクに対してどういった保障を望まれているのか、きめ細かいニーズを一つひとつ確認しながら商品として形になっていきます。
松宮
人生100年と言われる時代を迎え、これまで以上にライフステージごとのリスクが顕在化しています。働き盛りの時期には「働けなくなるリスク」、60歳以上のセカンドライフでは、「介護リスク」や長生きすることによって老後資金が不足する「長寿リスク」などに備える必要性が高まっています。これらのリスクにしっかり備えていただくため「アフラック式*」という考え方で、ライフステージの変化に対応できるよう、お客様目線で最適な保障を開発・提供しています。これもアフラックの商品づくりの大きな特徴です。
* アフラック式・・・人生100年時代を迎える中、お客様に「生きるリスク」に備えていただくため、公的制度や医療環境の変化やライフステージごとのリスクに応じて、最適な保障を提案し続ける取り組み
Session 2
商品開発とは、各部門が大切にしている「想い」を
一つに組み合わせること
鬼柳
お客様のニーズを満たす新商品を開発するにあたって、アフラックでは商品開発部だけでなく、引受査定や支払い基準の設計などを担当する部門のメンバーも参加します。営業部門の意向も十分にとらえ、全員で前向きな議論を重ねながら短期間で良いものをつくり上げていきます。この部分が大きな特徴であると感じています。
葛原
さらに、販売を担う全国のアソシエイツにとっても、お客様に提案しやすい商品になっているかどうかの検討に力を注いでいます。より提案しやすくするためにはシステムの改善も検討すべきでしょう。引受査定基準やその後の事務フローも見直す必要があるかもしれません。その点、今は商品のプロトタイプができると、すぐに7部門ほどのメンバーが集まってそれぞれの視点で検討を進めますから、相乗効果が大きいと感じています。
鬼柳
様々な部門のメンバーが集まることの相乗効果はとても大きいですね。引受査定業務を担う契約審査部では、お客様の健康状態やご職業、ご年齢などに合わせてご加入いただける保険種類やご加入条件などの基準を作成していますが、医療技術が急速に進歩する時代の最適な引受査定基準の検討を進めるにあたり、様々なお客様の実際の保険加入ニーズを営業のメンバーに日々確認することができるため、効果的な基準策定が実施しやすくなったと感じています。
増井
申込みから査定業務を入口として、新商品は全ての部門とシステムでつながっています。あらゆる現場でストレスなく使えるシステムを、いかに効率的に開発していくかは永遠のテーマですね。さらに言えば、システムは問題なく動いていればいいというものではありません。時代の変化や技術の進化をウォッチし、取り込むべき新しい技術は積極的に活用しながら、これまで以上に全社での業務生産性の向上に貢献しなければと、日々考えています。
松宮
やはり、みなさんこだわりが強い(笑)。商品開発とは、いろいろな部門のメンバーがそれぞれ大事にしている想いを受け止め、組み合わせていくことです。これまでにない、新たな価値を生み出す商品をつくろうとすれば、意見の相違が生じることもあります。でも、そこで妥協することなく前向きに議論を重ね、着地点を見出したいですね。ここが徹底できれば、必ず良い商品が生まれると考えています。
Session 3
コアバリューを大切にして挑戦を重ね、
保険ビジネスを進化させていく
鬼柳
時代に合ったがん保険や医療保険をはじめとする「生きるための保険」を開発し、しっかりお客様に価値を提供し続けることがビジネスの幹であると思います。こうした商品づくりに伴う一つのチャレンジとして、保険の契約申込みに「電子申込みシステム」を導入してお客様の利便性の向上を目指しています。増井さんの部門をはじめ社内に在籍する医師の協力のもと、申込みに際してお客様が健康状態を入力していただくと、一定の範囲で自動査定を行える新しいシステムを開発しました。デジタル化によってお客様の利便性向上と引受査定業務の効率化を実現することができました。
増井
今後は保険商品に限定することなく、アフラックが取り組むべきテーマはたくさんあるのでは? という気持ちが強くありますね。お客様が生きるうえでの不安に寄り添う、「『生きる』を創る。」というブランドプロミスをはじめとするアフラックのコアバリューに基づいて、未来に向けてこれまで以上に幅広い商品やサービスを検討していけるのではないかと思っています。
葛原
個人レベルでは、日々生活する中で「不便だな」と感じることをどのように解決していくかに想像を巡らせています。いろいろなことに興味・関心を持ち、相手が「今何に困っているのか」を考えることは、お客様に対してはもちろん、アソシエイツ、身の周りの人に対してもとても大切なことです。アフラックは保険会社として本当にいろいろな部門があり、多様な視点でビジネスを展開していますので、一人ひとりが興味・関心を深めることから社会的課題の解決につながることもたくさんあると思います。
松宮
社員一人ひとりがいろいろなことに興味を持ち、幅広く情報を吸収して、それぞれが専門性を活かして意見交換すれば、商品づくりを良い方向に進められます。これからも継続して、お客様が安心して生きていくために役立つ商品を提供していきたいですね。また、商品の保障だけではなく、もしもの時に適切なアドバイスをもらえる、健康に生きていくためのさまざまな有益な情報の提供やサポートをしてもらえるなど、お金だけではない安心感をお客様に提供できる企業となることが、今後はさらに求められてくると考えています。
※所属部署は取材当時のものです。
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