Interview 06コーポレート部門
お客様のニーズを出発点に議論を重ね、アフラックが中長期的にあるべき姿を示す。
経営企画部 経営企画第二課
Ryohei Mitsuishi
2011年 新卒入社
MBA留学から帰国後、経営企画部に着任した三石は、アフラックの中期経営戦略の策定というミッションに挑戦中です。お客様への調査を参考にして社内各部門のメンバーとともに議論を重ね、あるべき企業像を明らかにし、事業領域ごとの取り組み方針を具体化。定期的に経営陣からのフィードバックを受けながら、アフラックの持続的な成長を経営目線で考えるスキルを培っています。
お客様ニーズの変化をとらえ、戦略を立案
アフラックという企業が今後も成長を続け、お客様に対して継続的に価値を提供できるよう、次の「中期経営戦略」の策定に取り組んでいます。戦略策定にあたっては、カスタマーセントリック(お客様中心)という考え方を重視しています。初めに、お客様がアフラックとお付き合いいただくことで可能となる体験について時系列で仮説を立て、お客様にどのような悩みや課題があり、当社にどのようなことを期待されているかを一つひとつ言語化しました。これを踏まえて、商品開発、販売チャネル、人事・ガバナンスなど、領域ごとに検討チームを編成。並行してお客様や販売チャネルなどへの調査を実施して仮説を再検証しながら、各領域のチームで議論を重ね、お客様のニーズや期待に対してアフラックが具体的に何を提供できるのか、可能性を探っていきました。
中長期的な会社の動きを決定する
中期経営戦略づくりは、向こう数年間のアフラックの動きを決めることであり、大きなやりがいを感じる業務です。今、自分たちが議論していることが今後の数年間で段階的に実現していき、新しい商品やサービスが生み出され、お客様にこれまでにないような新しい価値が提供できる。その一つが、「キャンサーエコシステム」という事業構想です。アフラックはこれまで、がん保険や医療保険をはじめとした「生きるための保険」の提供を通じて、お客様の「生きる」を支えてきました。今後はここから一歩進んで、保険の枠を超えて、がんの予防や早期発見、治療の最適化、予後のサポートまで、がんにまつわる幅広い課題について、お客様一人ひとりに最適なソリューションを提供していく体制づくりに取り組んでいます。このビジネスの実現を想像すると、心が躍ります。
社長や役員、チームメンバー間で率直に議論
現在、中期経営戦略は事業領域ごとの取り組みを具体化していくステージに入っています。2、3週間に一度のタイミングで、領域ごとの検討チームが一堂に会し、会社全体としての戦略の整合性やチーム間での連携事項などについて議論を重ねています。その場で社長や役員から的確な意見や示唆をいただくこともあり、確かな判断とともに、意思決定の速さにも驚かされています。また、入社10年目の私が、経営戦略の中身について社長や役員と率直な議論を交わすことができるのは、アフラックならではのカルチャーだと感じています。
大きな挑戦だった米国へのMBA留学
2018年の7月から2年間、米国にMBA留学しました。社費留学で家族帯同の生活費も支給され、恵まれた環境で学ぶことができました。その約2年前から、海外MBAホルダーでもある上司の応援を得て、留学に向けて猛勉強。業務はできるだけ効率化を図り、平日の就業前後と昼休み、週末を全て勉強時間に充てました。もともと業務の効率化に徹底してこだわり、業務外の時間を活用してCPA(米国公認会計士)の資格を取得するなど、自己研鑽に取り組んできた経験が役立ちました。米国での2年間は、勉強に取り組みながらあっという間に過ぎましたが、生涯続くかもしれない貴重な人脈を得ることができました。マーケティングやファイナンスなど経営学の知識を吸収し、現在の業務にダイレクトに役立てています。
変化の激しい時代の働き方
コロナ禍の対応で、アフラックでも本格的にリモートワークが導入されました。それ以前から月1回程度リモートで在宅勤務をしていましたので、比較的スムーズに移行できたと思います。通勤時間がゼロになり、家族と過ごす時間が増えたことは本当に嬉しいです。業務もTeamsなどのリモートワーク支援ソフトを使えば、問題ありません。毎日の運動を習慣化することと、できるだけ電話で同僚とコミュニケーションを取ることが心身のコンディションを良好に保つコツです。このような時期こそ、アフラックが重視している「プリンシプルベースでの行動実践」が有効です。前例や既存のルールに縛られた対応をするのではなく、「原理原則を踏まえた上で、自分の頭で考えて行動する」。シンプルですが、変化の激しい時代を生きるヒントになると思っています。
三石 遼平のある一日
8:30
在宅にてリモート勤務開始、メールチェック
9:00
部内会議(7名がオンラインで参加。今日の仕事の進め方などを共有)
9:30
協力会社とオンラインで経営戦略に関して議論
10:30
各領域のメンバーで現状の中期経営戦略の課題について議論するための資料を作成
12:00
昼食(在宅勤務の妻と3歳の息子とランチ。息子が大好きな中華料理店へ)
13:00
午前中に作成した資料を英訳
14:00
ファイナンス部門とオンラインで打ち合わせ(今後5年間の利益予測について情報交換)
15:00
マーケティング部門の役員とオンラインで商品戦略について議論
16:00
中期経営戦略に関する資料を作成
16:30
オンラインで社長と打ち合わせ。いつもながら社長は意思決定が速い
17:30
米国のグループ持株会社向けに中期経営戦略の資料を英訳
18:30
翌日のスケジュールを確認して業務終了

※所属部署および内容は取材当時のものです。